食べ物の流れ…入口からで出口まで…

◆ 消化管は1本の管

人は食べ物を口に入れただけでは「体内に受け入れた」とは言えません。

食べ物から栄養素を体内に取りいれるには、消化する必要があります。

人の消化器官のうち、口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸 を「消化管」と呼びます。
口から肛門まで全長およそ9メートルにもおよび、1本の管のようになっています。

食べ物は消化管を通過する間に、徐々に小さい分子に分解され、

腸内で必要なものは吸収されて、不要なものは排泄されます。

◆ 腸は体内の入り口

消化管は「体内の体外」とも言われます。

例えば、人の形を単純化してちくわのような形だと考えると、

「ちくわの穴の中」はあくまで外気とつながる「体外」であり、「ちくわの身の部分」に入って初めて「体内」となります。

消化管は腸で栄養素の最終消化と吸収を行います。

つまり腸で吸収して初めて「体内」に受け入れたことになります。


言いかえれば、腸はまさに体内の入り口であり、きわめて重要な関所とも言えます。



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