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腸内細菌がつくる腸内フローラ

腸内には「腸内細菌」と呼ばれる大量の常在菌がすんでいます。

その数は100兆個以上、種類は数百と言われていて、重さにすると約1kgにもなります。
そのような大量の細菌が、腸内で複雑な生態系をつくっています。

こうした腸内細菌の生態は、花が群生している様子に例えた「腸内フローラ」と呼ばれています。

細菌と聞くと、私たちの健康に害を与えるマイナスなイメージが先行しがちですが、腸内細菌の中には、腸の消化吸収やビタミンの合成を助ける細菌も含まれています。

腸内細菌はその働きにより次のように分類されます。
 

  • 善玉菌 ・・・ ヒトに有益な働きをする菌
  • 悪玉菌 ・・・ ヒトに有害な働きをする菌
  • 日和見菌・・・悪玉菌にも善玉菌にもなりうる菌

善玉菌の代表的なものには「乳酸菌」や「ビフィズス菌」などが、
悪玉菌の代表的なものには「病原性大腸菌」や「黄色ブドウ球菌」「ウェルシュ菌」などがあります。

日和見菌は中間菌を呼ばれ、悪玉菌が増えると自らも健康に害を及ぼすよう作用します。代表的なものに無毒性悪玉菌、連鎖球菌などがあります。

腸内フローラのおはなし もくじ
(1)腸内細菌がつくる腸内フローラ
(2)変化する腸内フローラ
(3)腸内細菌と食べ物
(4)腸内細菌は大切なパートナー

変化する腸内フローラ

腸内フローラは、うまれた時の環境などによりその人独自のフローラが出来上がるといわれています。

腸内は母胎に居る状態では無菌ですが、出生と同時に産道や空気、周囲の人間の肌の接触などによって細菌が侵入します。

そして成長とともにその人独自のバランスでフローラが出来上がります。

しかし腸内フローラのバランスは様々な要因で変化します。

加齢による腸内フローラの変化

健康な人であっても、加齢とともに腸内の善玉菌の活性は落ちやすい、というのが識者の見解です。

赤ちゃんの時の善玉菌や、私たちの体をつくっている細胞も、
加齢とともに機能が衰えて、分裂するスピードが遅くなることがわかっています。


つまり、新陳代謝が鈍くなるために組織や器官全体の機能低下をもたらし、
腸内環境にも影響を与えるのです。

腸内フローラのバランスは、加齢のほかにもおもに次のような原因で崩れやすくなります。

  • 栄養の偏り
  • 運動不足
  • 不規則な生活
  • ストレス

健康のためには、腸内フローラを善玉菌優勢の良いバランスに保ち続ける必要があります。

そのためには、腸内環境に良い食事や生活習慣などを意識することも大切です。

腸内フローラのおはなし もくじ
(1)腸内細菌がつくる腸内フローラ
(2)変化する腸内フローラ
(3)腸内細菌と食べ物
(4)腸内細菌は大切なパートナー

腸内細菌と食べ物

腸内フローラはとてもデリケートです。

加齢や運動不足、抗生物質などの薬物の乱用、精神的なストレス、そして人が毎日摂る食事内容などに大きく影響を受けます。

善玉菌は野菜や果物が大好物

野菜や果物を食べると、腸内に善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」や「食物繊維」が増えます。

これらを善玉菌が発酵させ、人の健康に有益な物質をつくります。

善玉菌の発酵によりつくられた物質は、腸壁を通って全身に運ばれ、健康によい影響を与えていると考えられています。また、腸内を弱酸性にして、善玉菌が棲みやすい環境を整えます。

悪玉菌は肉や脂肪が大好物

高たんぱく・高脂質の食べ物を食べすぎると、通常は小腸で吸収される「アミノ酸」や「胆汁酸」が大腸に流れ込みます。

これらを悪玉菌が腐敗させ、人に健康に有害な物質をつくります。

有害物質の中には大腸にとどまるだけでなく、肝臓へ流れていったり、血液に交じって全身に運ばれてしまうものもあります。これが生活習慣病の要因になるという説もあります。

腸内フローラは、2000年代になって遺伝子レベルでの解析が技術的に可能になってから飛躍的に解明が進んできた、比較的新しい研究分野です。

病気と腸内環境の関係も、ようやく紐解かれてきた段階で、まだ不明な点も多く、今後の研究に期待がかかります。

腸内フローラのおはなし もくじ
(1)腸内細菌がつくる腸内フローラ
(2)変化する腸内フローラ
(3)腸内細菌と食べ物
(4)腸内細菌は大切なパートナー

腸内細菌は大切なパートナー

腸内細菌は、生まれつきおなかの中にすんでいるわけではありません。

「変化する腸内フローラ」のページでもご説明したように、おなかの中にいる胎児の腸は無菌状態です。

産まれてくるときに通る産道や、その時の空気中に漂っている菌、そして周りの人の肌の接触などによって菌が侵入します。

下の図を見ていただくとわかるとおり、産まれてすぐの赤ちゃんの腸内は大腸菌が大勢を占めますが、
数日たつと、今度はビフィズス菌が優位に立ちます。

離乳食のころには、食べ物などと一緒にさまざまな菌が入り込み、その人固有の腸内フローラがほぼ決まるといわれています。

年齢とともに変化する腸内フローラ

腸内細菌は、人が産声を上げてから人生の幕を閉じるまで、特殊な環境である腸管で人の食べ物をエサとしてすみついています。

そして、人に有益であったり有害であったりする代謝物をつくり、日々私たちの健康に影響を与えています。


菌同士では、善玉菌でも悪玉菌でもどちらかが増えれば他方は減少し、互いに均衡して共存していますので悪玉菌だけを取り除くことはできません。

重要なことは「善玉菌を優勢にした腸内フローラバランスを保つこと」です。


人にとって腸内細菌は、上手に付き合って、共に助け合う「大切なパートナー」と言えるでしょう。

腸内フローラのおはなし もくじ
(1)腸内細菌がつくる腸内フローラ
(2)変化する腸内フローラ
(3)腸内細菌と食べ物
(4)腸内細菌は大切なパートナー

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